またね…

また、ハンバーグを作ろうかと思ったけど、今日はやめた。



何故か、作る気が出なかった。


行って先輩がどんな顔をするか…




嫌な顔をしたらどうしよう…



でも、嬉しい顔をしてくれたら私も嬉しいな。



そして、決めた。


私と香奈はもう千春ちゃんを恨んだりしないって。



千春ちゃんには罪がないんだもんね。



私が彼女だって千春ちゃんもわかってるらしいけど、先輩が千春ちゃんを好きになったら仕方ないんだ。



それは、私の力不足だね。




「美希…。大丈夫だね?」



病院に入るときに香奈は一応、言ってくれた。



「うん。」



もう行くしかない。



頑張れ、美希。



心の中で自分を応援し続けた。






…コンコン