先輩…




ごめんね…




私が迷惑だったんだね。







あの日からずっと夜になると涙が出てきて眠りに着くことがほとんど無かった。



眠りに着いても夢に出るのはいつも、先輩。


私と先輩が別れた日ばかりなんだ。





その夢を何回見ても気になるんだ。




あのときの先輩の目に溜まっていた涙は何の涙？





ずっと気になる。





でも、もう聞くことすらできないんだ。





私はご飯も口に入れて飲み込むとすぐに吐き出してしまう。




学校も行けない。




でも、ちゃんと香奈は毎日私の状況を見に来てくれるんだ。




ちゃんとご飯を食べてって毎回言い残して行くんだ。



でも、先輩の側から離れた途端、自分が死んでるようだった。





私が生きている意味なんてない…。





どうせ死んだって親は悲しむことはない。





毎日ヤってばかりで私なんて頭にない。





だから私は最近、生きる意味を考えるようになった。