とある一瞬のキセキ・・・・

「君、何しているの?」
空を見上げていたら、目の前に男子が立っていた。制服はうちの学校だが、私は見かけた事がなかった。
「見ての通り景色見ながら、お弁当食べているんです」
彼は、鼻で笑った。
「名前は?」
「海加ですけど・・・」
「海加ちゃんね・・・。僕の名前はリュウて言うよ。よろしく」
彼は、私の前に手を差し出した。「握手」という意味だろうか・・・
「あの、リュウさんて、いつもここにいるんですか?」
「いつもではないけど、たまにね」
「そうなんですか。私、補習期間中は終わった後いつも来るんですけど、初めて会いましたね」
「そうだね。でも僕は、いつもいつも君の事を見ていたんだよ」
私は、若干いやかなり引いた。
「なんですか? ストーカーみたいなんですけど?」
彼は、笑った。
「君だって、いつも僕の事を見ているのではないのかい?」
「どういう意味ですか?」
私は、疑問を持った。
「そのままの意味だよ。じゃぁ、僕は帰るね。バイバイ」
そう言って、彼は私の頭を撫でた。その後手を私に振って、その場から去って行った。