『ねぇ、小さい頃、コウとした
 約束…覚えてる???』

『ん。さっき思い出した』

『コウがアメリカへ行ってしまった時…』

そうだ、それまでアッサは俺の横にいた。


急にアメリカに行くことになった俺。

その時俺はアッサに約束した。


『大きくなったらアッサのこと迎えにいく。
 きっとアッサを守るから』

『そうそう、それ!!!あたし嬉しかった』


それまでのアッサは寂しそうな顔でそこにいた。

俺がきっとアッサを助けて笑わせてみせる…


まだ小さかった心にそう決意した。



『約束…守ったし、これからも守るから』


『あは、んじゃ 指きり して?』


『いいよ。アッサ、…好きだよ』















お互い小指をあげて 幸せを 

二人で 守ろう。



そして俺はいつまでも

この愛しい小指の持ち主に

           このキモチを 誓おう。






            ---END---