もう一度君と

「美央おっはよ!」

ぎゅっと後ろから抱きしめられた。
あたしは笑顔で振り返る。

「おはよー舞花!」

「くっそー!美央可愛すぎぃっ!!」

くしゃくしゃとあたしの髪をいたずらしてきた。

「美央あんたなんで彼氏つくんないのよー?
もう高校入って何人ふったのよー!」

「……忘れられないから?かな。」