俺とアイツの恋愛事情。

プールは、すごく広かった。


そして、すごく混んでいた。


藺「超混んでる…」

珠「たのしそう…!」


恵「スライダー混みすぎ…」

みんな口ぐちにいろんな事言ってるが、頭に入ってこない。なぜなら…


珠琴がかわいすぎる…

ふわふわした外見に、ピンクの水着が似合いすぎてる。おろした髪もサラサラ…


って俺やらし…何ジロジロ見てんだよ…


藺「おー?ひー君どしたー?妄想の世界に浸ってたかぁー?珠琴ちゃんが可愛すぎて見とれてたかぁー?」

飛「え、ちょ、ねーよ」

藺月がずっとニヤニヤしてる。

俺の顔は多分真っ赤…

藺「ま、流れるプールいこーぜ!」

珠「いこーっいこーっ!!」

珠琴が持ってきた浮き輪に、4人でつかまって遊んでた。

珠「きゃーっまわるー!」

なんでか知らないけど浮き輪がくるくる回り出した

飛「ちょ、ちょー!」

藺「よっと」

飛「えぇー!」

藺月が浮き輪の空気を抜くところを開けた。

空気を抜く専用の大きな穴から、プシューっ、という音が聞こえた。


おかげで浮き輪は止まったが、浮き輪の中には水が入り、めちゃめちゃ。

藺「珠琴ちゃんごめーん、危なかったから」

珠「いいよーっ、ありがとうね♪」

ふくらましなおしじゃねーかよ…

プールサイドに上がって、珠琴が浮き輪を膨らます。肺活量が少なく、全然膨らまない。

珠「ひー君、やってぇ…」

飛「!?」

空気をいれる先を、口に押し込まれた。

間接キスじゃねーかよ……

ん?ん?ふくらまない?


飛「空気抜くとこ開けっ放し…」

珠「あ、ほんとだ!ひー君、めんどくさいからあとはよろしく!」

マイペースにもほどがあるだろ…

そして、浮き輪がパンパンに

飛「ほらよ」

珠「うわぁ、ありがとう!」

藺「あそぼーぜ♪」

アナウンス「只今から、休憩時間といたします」

恵「今はむり…」

藺「ガーンっ」

飛「なんかくおーぜ」

珠「うん!」