(香澄ちゃん!香澄ちゃん!) (なぁに?葵ちゃん) (今日も一緒にあそぼう!) (うん!) いつも一緒だった。 同級生の友達よりも、ずっと気が合って、暇さえあれば一緒に遊んでた。 いつから葵ちゃんは、あたしを恨むようになったの? 「……」 あたしは、部屋のドアを開けた。 「か、香澄ちゃん!!」 「香澄っ」 二人とも、突然現れたあたしに驚きの表情を隠せないでいる。