小悪魔な彼

 
「なんてなっ。
 さすがに、そんなセリフ、俺には似合わねぇや」

「……もうっ…」


猛にぃも、言ってから思ったらしく、頬を少しだけ赤く染めていた。


猛にぃの照れた顔、初めて見たかも……。。



「片づけ、あたしがやるね」
「あ、いいよ」
「ううん!これくらいやらせて!」


あたしは、両手にお皿を持つと、キッチンへと向かった。