「香澄ちゃん! あたし、絶対にここのグッズが欲しいの! そのために、こっちに来たんだよ。だからお願い! もしものことを思って、パートナー交換して!!」 手を合わせ、必死に懇願する葵ちゃん。 あたしは昔から、葵ちゃんのお願いに弱い。 葵ちゃんはいつも一生懸命だから。 あたしは仕方なく…… 「……わかった」 承諾するしかなかった。