小悪魔な彼

 
笑顔で祝福なんて、絶対に言えないかと思った。

三浦先生の顔も、もうまともに見れないかと思った。


だけどそう思っていたのは一瞬だけで
颯太と過ごしたこの数日のおかげで、あたしの心は驚くほど晴れ晴れとしていた。



でもまあ……
やっぱり、ちょっとだけ悲しいかな……。


100%が祝福なんて、さすがにそこまで人間出来てない。

あたしはじわりと浮かぶ涙を堪えて、急いで教室へと向かった。