次に私が目を覚ましたのは
部屋が真っ暗だったから
夜だと、思う。
正確な時間はわからない、
とりあえず、寝すぎた。
寝すぎで、頭が痛い。
お腹も微妙に空いたかもしれない。
点滅する携帯だけが、
今のこの部屋での唯一の明かりだった。
月の光も星の光も人口的な外のライトも
ピンク色の2段式カーテンが遮断している。
音もない。
車の走る音も1階で誰かが喋る微かな音も
なにも聞こえなかった。
携帯を手に取るとメールが1件。
“嘘つくな馬鹿(笑)”
と、あいつからの返信が来てた。
携帯で時間を見ると3時43分との表示

