「…………………。俺のことストーカーって言いたいんだよな?な、な、な?」
「うーん、そうなのかもっ!」
「うーん、そうなのかもっ!じゃねぇよ!馬鹿かっ。お前に毎日メール、電話するやつ俺しかいねぇーじゃん。」
「………、地味に傷ついた。」
「あ、まじ?わりぃ。てか、部屋入ろぜ?さしより、眠い。」
地味に私の心は傷ついたのに……。
軽い謝罪で流して図々しく部屋に押し入るなんて。
なんて、野郎だ。
………ん、ん、ん、ん、
てか、なんでこいつ家の前に立ってんの?
………ん、ん、ん、ん、
マジのストーカー?
怖っ。
軽蔑の眼差しで涼夜を見ると、
「なんだよっ?」
と、言いながら背中を押してくる。

