家から少し離れた電柱に隠れてた私は
小走りでストーカーに近づく。
ストーカーからは電話が来たけど。
携帯はポケットに入れて放置。
走って涼夜の元まで行って
「ストーカー発見!」
と、笑ってやった。
「なっ、お前どこからきた?」
「え。あそこの電柱に隠れた」
「いみわかんねぇ。」
「ストーカーがいたから隠れてた。」
「おぃおい。まじなストーカーと勘違いしたの?俺を?」
「うん、」
「馬鹿かっ。長い付き合いなのに、幼なじみの姿をストーカーに間違うやついねぇーだろ?」
「いたよ。ここに。」
「自慢げに言うな!てか、ストーカーにあってんの?お前?」
「あってないよ。」
「あってねぇーの?嘘ついたのか?」
「嘘はついてない。」
「理解に苦しむ」
「だって、よく家にお仕掛けられたりメールに電話が起きたら何件も入ってたり。する。」

