あたしは、静かにいじめハンターのことを柚架莉に話した
「いじめハンター、か」
「あ、でも勘違いしないでね?
あたしは、仕事だから柚架莉を助けたんじゃないよ?
一人の人間、牧原希望として助けたかったから助けたの
それだけはわかって欲しい」
あたしは、たとえ、この仕事をしてなくてもいじめを許すことはできない
もともと、あたしは仕事をするつもりはなかったし
してなくても、いじめをなくそうとあのときから誓ってた
でも、如月さんに言われたんだ
仕事としてやったほうが多くの人を助けられる
君の自由にしていい
だから、わたしに頼ってくれないか?
と…

