*** 2-Eまで続く廊下を歩いていく。 「あ、そうだ。」 と、何かを思い出したかのように黒澤が口を開く。 「ここの学校、女より男の方が人数多いから襲われないよいに気を付けてねー」 そう言ってゆるりと微笑む。 笑い事じゃねぇ。確かに今は可愛い女の子だけど、襲われたら流石に…。 まぁ、いざとなったら殴ればいっか。正当防衛だし。 「それと、E組には暴走族の幹部がいるから。あいつらは悪いことしないから大丈夫だろうけど」 へぇ、幹部と同じクラスか。思ったより早く事が進みそうだな。