「もう遅いし,帰ろうか?」

『え…』

本当はまだ一緒にいたい

「そんな顔するなって、明日も会おう?なっ?」

雫は小さな子供を
あやすように頭をポンポンっと
してくれた

これだけで
嬉しがる私はたぶん
そうとうな単純だと思う


『雫ー、』

「んー?」

私たちは手を繋ぎながら
歩いている

『好き』

言葉では表せないくらい
大好きなんだょ…

「ありがと」

どうして雫は
言ってくれないの…?

あっという間に
家についてしまった

「じゃ、また明日な?」

『うん…またね!』

雫は行ってしまった

はぁ…

雫,なんか変だな…

私は家の中に入った

「お嬢様…大丈夫ですか?」

『うん…大丈夫』

私はお風呂に入って
いつの間にか眠りについてしまった