「美雨…」

『でも、なんでユウカはそんな事知ってるの?』

そこが疑問だよ

「あぁ,それはタクヤ先輩の様子が可笑しいし美雨を見つめるタクヤ先輩…とっても懐かしそうで切ない瞳を向けていたから…中学の時なんか見た事あるなーって思ってたから問い詰めて全部聞いたんだよっ」

あぁ、それなら納得。笑

『ユウカはどーなの?笑 合コンの相手といい感じ?』

「それがね!今日会う約束してるんだ!」

『まじで⁉やったじゃん!』

「うん!私も頑張るから,美雨も頑張ってね!」

『うん!ありがと!』

ユウカがいて
よかった…

でも,雫から
折り返しの電話は来なかった…


それから授業は
終わり,放課後になった

「じゃ,何かあったら連絡してね!」

『うん!またね』

私とユウカは教室で別れた

三年生の前を通っていると
タクヤの姿を見つけた

『タクヤ!』

「美雨⁉どした?」

『ユウカから全部聞いたよ…』

「あのお喋り女…」

『今まで本当にありがとう!タクヤには感謝でいっぱいだよ!私…絶対に幸せになるからね!タクヤも幸せになって』

「おぅ!何かあったら,言えよ?必ず助けるから…ダイキとの約束は必ず守る」

『ありがとぉ』

「じゃ、頑張れよ」

そう言って,タクヤは
頭をポンポンってしてくれた

頑張るよ…
私は前を向いて歩くから…

私は,校舎を出た。

校門の前には
アキラがいた

今日…全てを終わらせる