だけど…
雫は違ったね…


ブーッブーッ

え?
開くと、

[今から行く。美雨ちゃんの家の近くの公園で]

嘘…
なんで…?

てか、雫の家ってどこなの…?
遠かったらやばくなぃ…?

あれ…?
私…ドキドキしてる…

意味わかんなぃ…

私は薄いパーカーを羽織って
外に出た。

私の家から公園まで
すごく近い

公園につくと
まだ,雫の姿はなかった

当たり前か…

ベンチに座っていると、

「美雨ちゃん!」

え…?

目の前には息を切らしている
雫の姿があった

なんでそこまでしてくれるの…?
雫も遊びじゃないの…?

色んな想いが入り混じって
涙となって現れた…

「…!美雨ちゃん…?」

あれ…?
二年前から涙は人には見せなかったに…

涙が止まらないょ…

すると、雫が

ギュッ

「泣くだけ泣け…」

と、言って
ギュッと抱きしめてくれた

暖かい…
他の男に抱き締められても
なんとも思わないのに…

雫は違う…のかな…?

私はしばらく
雫の腕の中で泣き続けた