夜蝶**.~夜の世界に染まる私~



『うん。楽しかったよ!
待っててくれてありがとう』


そういって ちゅっ と軽くキス

してから泪はソファに座る太一の

横に座って太一にもたれ掛かった。


『歩美、なんかタバコくさい』


あ、客のタバコだ。

『あー、居酒屋とかいったしねー。
てゆーか太一タバコ吸うのに分かるの?』


『うん、歩美の匂いじゃない』


そういってクンクン匂いをかいで

嫌な顔をして鼻を摘まむ。


『じゃあ、一緒にお風呂入ろっか!』



太一は22歳の年上彼氏。

仕事は現場仕事をやっていて

私が高校生のときから働いている

居酒屋にお客としてのみに来たときに

番号を聞かれて交換した。


そうして付き合う事になった。

太一は優しくて縛る事も嫉妬もしない。

そんな太一が好きだ。

だけど、今は一緒にいるだけで

別に将来がどうとかってゆうのは

考えないし、太一にはそれを求めない。

そこまでの関係にはなりたくない。

いつかは終わりがくる。

そう思いながら泪は愛を捧ぐ。