夜蝶**.~夜の世界に染まる私~



泪もお客さんを楽しませようと
必死に頑張った。


ボーイに呼ばれた。

『じゃあ今度はフリーのお客様に着いてみようか!』


フリーとは*(指名をしていない客。捕まえれば今後、自分の指名に繋げるチャンスがあるのだ。)


『失礼します、泪です』


『あ、ども』


素っ気ない感じの若いサラリーマン。
泪の顔もみようとしない。


『遠藤さん〜この子、今日初めて
キャバクラ来たから優しくしてあげてね〜』


もう1人のお客さんについている
女の人が言ってくれた。


『へえ…初めてなんだ?』

『あ、はい!初めてです』

『何歳?』

『まだ18歳です』

『ふん、若い時から簡単に金稼いでいい気になる奴とかいるよな〜』

『はあ…。』



なんなの、この人。怖いな〜。


『俺、嫌いなんだよねー、こーゆー
華やかな仕事やってお高ぶってる女』

『…』


だったらキャバクラなんて
来なければいいじゃない!
むかつく!早く席変えてくれないかな。