テレ彼ッ!

「あれ?顔、赤いよ?」


りっくは意地悪な顔でクスクス
笑っている。

きっとさっきの仕返しか…。
根に持つタイプだw






~***~***~***~***~***~

「さて、行くか!」
「あいあい!」


りっくはまた車を走らす。
その間にあたしは最後のシナリオを
考える。


「……ホントにこれでいいのかな?」


りっくには聞こえなかったみたいだ。


「あのさ…」
「うん?」
「昨日さ。」


ビクッ


「……なんでもないや。」


きっと感づいてるんだろな…。
言うのが……怖い。


「あのさ、りっくはあたしのこと
 好き?」
「ん?当たり前じゃん!」
「そかそか~♪」
「なんだよw急にw」
「いや?なんか不安になってw」
「なにが不安なんだよ~。」
「なんだろ~?」
「なんだろうってなんだよw」
「知りませ~ん。」
「ってか、着いたぞ。」
「おぉ~☆」


やっぱり大きいw
さて、本番通りいけるかな。

…演技モードにあたしは切り替わる。


「さてと…♪」


ここからのあたしは偽りだ。