「はぁ……わかったよ」

「やったぁぁ! 春樹、ダイスキ!」

「はいはい」

「買いにいこ、買いにいこーっ♪」

「おま……そこからですか」

「さぁ! コンビニにレッツゴー♪」

ハイテンションな夏姉に、少し呆れながらも、俺は立ち上がり、出かける準備をする。

「お金は半分こねー」

「あーはいはい」

あんまり乗り気じゃない俺とは反対に、ノリノリな夏姉。

準備ができ、夏姉と一緒に近くのコンビニへと向かった。

「ってか、今9月の後半だけど……。花火なんて売ってんの?」

「知らなーい」

「……帰りませんか?」

「帰らないよー?」

さようで。

「売ってなかったら、アイス買おうよ」

「寒いわボケ」

なんてくだらない会話をしながら歩いていると、コンビニについた。