「いや……、やめ……て……」 それは……包丁だった……。 「何?包丁が怖いの? 大丈夫だよ、痛いのは一瞬だから」 「いや……いやぁぁぁぁあああ!!!」 あたしがそう叫んだ時には…… 包丁があたしの目の前まで、 のびてきていて……。 あたしがギュッと目をつぶった瞬間──。 ──グサッ。 ……辺りに……鈍い音が響き渡った……。