怖いから、ぎゅっと目を瞑って耐えようとした。 体に力が入る。 「なぁ…」 雪野さんがイライラした口調で言う。 「お前ヤったことねーの?」 雪野さんの手が完全に私の体から離れた。 雰囲気が怖い。 私はゆっくり頷いた。 「やっぱねーのか…」 呆れた口調で言い放たれた。 「萎えた。」 それだけ言って雪野さんは自分のベッドに戻った。