冷たいあなたは救世主



「あと、これ…」


私は離婚届を差し出した。


私が書くべき欄にはもう全部書いてある。


自分でも驚くくらい、スラスラとペンが止まることなく書くことができた。


「書いてほしいんだ…。」


「ん。

俺出すわ。」


「あ、うん。」



その後はなにもなく…。


仕度を終えた私は外に出た。


鍵を返すのを忘れてしまったが、また戻るのも癪なので、郵便受けに入れた。