冷たいあなたは救世主



「こんな旦那のとこにまだいたいか?」


「…」


私はなにも答えられない。


いたくない、とはっきり思ってる。


でも…


康くんが怖かった。


ここを出て行ってしまったら、私の行く場所はないのだ。


康くんにお金はすべて渡してしまっているし…。



「おい。

さっさと支度しろ。行くぞ。」


なにも言わない私にしびれを切らしたらしい。


雪野さんが私に早く支度するように促した。