「なぁ、うるさいんだけど」 不機嫌そうな声が聞こえた。 私は入り口に背を向けているうえに、 憲吾さんに抱きしめられてたから、雪野さんの顔は見えなかった。 「お前がうるさいし。 仕事すんのやめろよ。 あと水持ってこい。」 憲吾さんが言った。 はぁ、とため息をつきながら出ていく雪野さん。