「はぁ……」



チョコは2つ作った。




1つは斎藤の。


もう1つは──品川の。




やっぱり、このまま斎藤と付き合うなんて、斎藤に失礼だと思った。



斎藤のことは好き。


優しいし、頼りになるし。




…でも、それは品川に対する“好き”とは違うんだ。



明日は、それをはっきり斎藤に伝えようと思う。




そして、品川には───





色々考えるうちに、私は深い眠りに落ちていた……。