(神奈side)
ふぅー。よし!かんばるか!

~ピンポーン~

「はい。如月家です。」

「あ、うちだけど。」

「え?誰ですか?」

「はぁ?娘の声も忘れたのかよ。神奈だょ!」

「神奈!?神奈なの?」

「そうだって!」

娘の声も忘れるのかよ、

「入って!」

「うん。」

「神奈、おかえり!」

「帰ってきたわけじゃない。決着つけに来ただけ。」

「え?」

ガタッ

「かん...な?」

「なんだ!その髪は!」

「うっせーな、触んな!」

「神奈!親になんて口を聞くんだ!」

「はぁ?お前らなんか親じゃねーよ。うちを奴隷としか思ってなかったくせによく言うよw」

「神奈...。」

「だいたい、うちが家出た理由お前らが1番わかってんだろ!?」

「............。」

「わかんねーのかよ!最低だな。娘の声も忘れるし。」

ほんと最低。こんな家来るんじゃなかった。

「もういい!2度と来ねーから。死ね!」

「神奈!!」

「うっせー。だまれょ。お前らなんて親じゃねー。」

ありえない。娘の声も忘れる、家出た理由もわからない。なんなんだょ。