(神奈side)
はぁ。今日はつかれたな。話遮られるし。

「ただいまー。」

「あ!神奈?リビングに行ってて!」

「どうして?」

「大事な話があるの。」

「わかった。」

「なんでしょう。お父様、お母様。」

「あのな、お前には婚約者以外好きになるなって言ったな?」

「はい。」

「神奈、お前はヤクザの息子。中川龍夜が好きなんだろ?」

「え、どうしてそれを...。」

「薄々気づいていてね。好きなったのは仕方ないのだが。」

「すまんが諦めてくれ。」

え?なんで?どうしてバレてるの?諦めろ?むりょ。

「いやょ!絶対に諦めないゎ!いくらなんと言われようと諦める気はないです!」

「たのむ。すまんな。」

いやょいやよ!

なんでょ!どうしてょ!

「い、いやだ!なんで、婚約者がいるからって他の人に恋したらいけないのょ!」

「私には龍夜くんしかいないの!」

「そうやって雷也さんの味方するお父様もお母様も大嫌いょ!」

ドタドタドタドタ

「やっぱりだめか。」

「あなた。仕方ないゎ。」