君に夢中☆[完]

「疲れたねー!あ、お兄ちゃん!!帰りに買い物
 してかえらなきゃ!」

「お、おうそうだな!じゃ、じゃ
 雄大、凛ちゃん送ってってやれよ!」

誠也くんカミカミだけど・・・。

なんか変・・・。


「俺は別に行けど・・・。」

「あ、大丈夫です。一人で帰れるので!」

初対面の人に送ってもらうなんて・・・。

しかも男の人に・・・。

「凛~せっかくなんだからっ♪」

友梨・・その顔は

絶対なにか企んでるな~

かるく友梨を睨んでみた。

「テヘ☆」

てへじゃないよ!

友梨はごまかすように、舌を出した。

「友梨、買い物行くんだろ~
 早く行くぞー 
 じゃーなー凛ちゃん雄大!」

「待ってよ~お兄ちゃーん!
 じゃーね~凛とゆうくん!」

「ばいばーい・・・。」

まさか・・・。

雄大さんと2人きり!?

「凛ちゃん!送ってくよ!」

「あ、ありがとうございます。」

ここで断って帰ったら、

あとあと友梨がうるさいしね