君に夢中☆[完]

あれから一週間・・・。


「凛ー♪お祭りいこー」

「うん。いいよー♪」

毎年、夏には大きな花火大会がある。


でも、友梨、彼氏と行かないのかな?

「友梨、彼氏とは行かないの?」

「友達と行くんだってー」

「そっか・・・。」

友梨がすねてる・・・

こんな友梨めったに見れないから

貴重・・・






-キーンコーンカーンコーン-


んーーーー
終わったー!

最後に数学って頭使うから疲れるんだよね~・・・。

「凛~帰ろー♪」

「はーい」


-ボトッ-

下駄箱を開けるとなにかおちてきた・・・。



-凛さんへ-

好きです。

付き合ってください。

              -亮(りょう)-


「凛ーどーしたのー?
 あっ、またー?
 ずるーい凛ばっかりー」

「どうせ、またからかってるだけだよー」

「凛ってばまたそんなこといって~
 どうするのー?」

あ、そうか。。。

返事ってしなきゃいけないよね・・・。

でも、直接なんて・・・。

「凛、断れる?あんたには雄大さんがいるんだから☆」

いや。。。付き合ってるわけじゃないし

「大丈夫・・・だと思う・・・」

まず・・・。亮って誰?

顔も知らないのに・・・。

「友梨、亮って誰?」

「えーーーっ凛、知らないのー?」

「うん。」

友梨は知ってるんだ・・・。

どんな人なんだろう。

「学年一カッコイイ人でモテモテなんだよー!
 あんだけさわがれていて、しらないなんてー」

え?そんな人いた?
学年一かー・・・。

断るとなんか大変なことになりそう・・・。

まーそのうちでいっか・・・。