苦笑いで受け取った葵は 「分かったよ」 スマホを操作してから数秒で、あっという間にその場所を特定する。 あまりの早業に驚いているのか、目を見開いて葵を見上げている女に、畳んだ地図を手渡しているのを確認して 「行くぞ」 今度こそ、目的地に向けて走り出した。 そして、数分後。 辿り着いたのは…… 「此処か……?」 「うん。此処で間違いないはずだよ」 真っ白な、城のような建物の前で。 そこは、夜のネオンが煌く店の中でも、断トツに目立っているホストクラブだった。