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どれだけ時間が経ったのか。
いつまでも此処に居たら、彼女を連れ出すチャンスが無くなってしまう。
「そろそろ、行くぞ」
ようやく落ち着きを取り戻したマリアに声をかければ
「あのね、ゆう君。……私、やっぱり今は一緒に行けない」
腕の中で身じろぎをして、ぽつりと呟いた。
「マリア?」
一瞬、何を言われたのか理解できなくて。
「何言って……」
確かめるように、そのエメラルドグリーンを覗きこめば
「だって、今一緒に行っちゃったら……もう二度と、ゆう君に会えなくなっちゃうもん」
新たな雫が、今にも溢れそうになっていた。


