Wonderful DaysⅠ



「まぁ、そういう事で、魁とお嬢さんが婚約する事になったんだよ」


「は? いやいやいや!!! 説明それだけ!?」


「父さん……もう少し詳しく説明してくれないと、俺でも状況を理解出来ないんだけど」


父さんの簡素過ぎる説明に、間抜け顔の慧と困惑する兄貴。

確かに、今の説明だけで理解しろと言うのは無理がある。


きっと、俺でも混乱すると思う。


「アル君の妹ちゃんがパーティーに来たからって、それで魁君と婚約なんて事にはならいよね?」


けれど……


「う~ん、そう言われてもなぁ……
パーティーで知り合って、魁がウィンザーのお嬢さんに婚約指輪を渡したって事位しか知らないんだが……」


父さんでさえ、詳しい内容はマークさんからも説明されていないのだから仕方がない。