Wonderful DaysⅠ



私と同じようにチャラ男2人が逃げて行った方を見ていたカイさんが、ゆっくりとこっちに振り返った。

未だに眉間に皺を寄せて、物凄い眼力で睨まれる私。


───こ、ここここ怖いぃぃぃぃっ!!!


これ以上、近寄られたら失神しそうなんだけど。

そんなカイさんの睨みに震えている私を視界に捉えると少し目が見開かれた・・・ような気がした。


「───お前」


私に掛けられた言葉に


「ごっ、ごごごご無沙汰しておりますっ!その節は助けて頂いてありがとうございましたっ!!」


忘れずに挨拶とお礼を言って深々とお辞儀をする。


「───マリア」


ぽつりと呟いた声に反応して


「はっ、はい」


返事をして顔を上げれば


「こんな所で何してた」


疑問を口にしたカイさん。