私達の姿に気づいたのか、運転席のドアが開いて、中から厳ついスキンヘッドの重盛さんが姿を見せる。
その重盛さんの姿を見た綾ちゃんは
「ちょっと、マリア! 本当に、大丈夫なのっ!?」
顔が引き攣っていた。
「ん? 全然、大丈夫だよ。重盛さんの運転はとっても上手だから」
「は?」
「え?」
「マリア……あの車に、乗った事あるの?」
「え? うん」
「…………」
「綾ちゃん?」
「大丈夫ならいいのよ……」
きっと、重盛さんを見て心配してくれたんだと思うけど。
「本当に、大丈夫だからね?」
安心させるように言えば、優しい笑顔で頷いてくれた。


