目の前の葵さんを見れば、きょとんとしていて……
「ぶっ! あはははははっ!!!」
次の瞬間には、大笑いする葵さん。
だから、言いたくなかったのに……
「やっぱり、慧さんにからかわれてますよね」
「くっくっくっ。慧さんらしい、アドバイスだね。まぁ、大方外れてはいないと思うけど……」
「え?」
恥ずかしさで俯いていたけれど、葵さんの最後の言葉が聞き取れなくて視線を上げた。
「いや、こっちの話。じゃあ、一緒に魁のプレゼント見てみようか」
「あ、はい。よろしくお願いします!」
葵さんに促されて前を見れば、綾ちゃんと蓮さんが待っていた。
「御堂のヤツ、何を爆笑してたわけ?」
蓮さんから離れた綾ちゃんが、こっそり耳打ちしてきたけれど
「な、なんだろうね……」
まさか、さっきの話をするわけにもいかず、白を切りとおすしかなかった。
その後は、周囲からの視線を気にしながらも四人でお店を見て回って、やっとプレゼントが決まった時には、外のイルミネーションがキラキラと街を輝かせていた。


