Wonderful DaysⅠ







蓮さんが綾ちゃんの手を引いて離れて行くのをボケッと見ていれば


「……で、魁のプレゼントはどんな物にしようとしてたの?」


顔を覗き込まれて、思わず仰け反った。


───び、びっくりした……


そんな私を気にする事無く笑顔になった葵さんには、さっきまでの不機嫌さはない。


「それが……何をプレゼントしていいのか全く思い浮かばなくて。
慧さんにもアドバイスしてもらったんですけど……参考にならなかったんです」


「ちなみに、慧さんのアドバイスって?」


「え?」


「慧さんのアドバイス」


───慧さんのアドバイス?


慧さんに言われた言葉が頭に浮かぶ。

あれは、どう考えてもふざけていたとしか思えない……


「あ~、え~っと……」


言葉にする方が恥ずかしくて口篭る。


「ん?」


「えっと…私の体にリボンを巻きつけてあげれば? って。
私をからかっていて、全然参考にならなかったんです……」