「…で? 結城に何をプレゼントしようとしてたのよ?」
「それが……私、男の人の好みとか全くわからなくて……」
肩越しに振り返る綾ちゃんに答える声は小さい。
「そうねぇ……贈る相手が結城ってのが、難しいところよね」
足早に進む綾ちゃんに、息切れしながらついて行く私。
なんてったって、綾ちゃんの身長は170cm。
161cmの私との身長差は9cm……
当然、リーチが全然違う。
ちょっと待って! と言おうとしたら、ピタリと足を止めた綾ちゃん。
何か、良さそうな物でもあったのかな? と伺ってみれば
「…聞いてみるか……」
ポツリと呟いて、ポケットからスマホを取り出した。
───ん? 聞くって誰に?


