Wonderful DaysⅠ



この男達に聞いて素直に教えてくれるとは思えないし。

このままじゃ、家に着くのは下手すりゃ午前様になるかも・・・

そしたら修さんに心配掛けるし、今度こそ兄さん達がこっちに来るかもしれない───

それだけは何としてでも阻止しなきゃ!

頭の中でそんな事を暢気に考えていた私はいつの間にかチャラ男たちに囲まれていた。


「あれ?」


「あれ?じゃねぇよ。何トリップしてんだ、てめぇ」


存在を無視されたのが気に食わないのかナイフをチラつかせて威嚇してくる。


「ナイフを持ってるのは、殺すつもりで来るってこと?」


「殺す?」


私の質問に鸚鵡返しをしてきたチャラ男Dの様子を見れば、あまり深く考えずにナイフを持ち歩いてるようで。


「だって、ナイフを向けたら刺さって死ぬかもしれないでしょ?
殺人犯になる覚悟はあるの?」


最もな質問なのに


「う、うるせぇっ!!」


答える事無く襲い掛かってきた。