Wonderful DaysⅠ



もしかして……

私は宝石とかに疎いから知らないだけで、同じ年頃の女の子は知っているのが常識なのかもしれない。


「そうか……」


短く言葉を切った魁さんは、なぜか嬉しそうに私の薬指を見ていて。

その表情の意味がわからず、首を傾げていれば


「お前の指は細いから、この指輪は少し大きいかもしれないな」


そう言って、ゆっくりと私の薬指に指輪をはめていく魁さん。


「…………」


───ん?


「やっぱり、少し大きいな。今から直しに出せば、クリスマス前までには間に合うか……」


一人、呟く魁さんの言葉に違和感を覚える。


「直し?」


「あぁ。サイズが合わないと、指輪がグルグル回っちまうだろ?」


「…………」


あれ? 普通、オモチャの指輪なんてサイズ直しに出したりしないよね?