「何か、食べられそうか? って……お前、顔が真っ赤だぞ?!」
「だ、大丈夫です!」
私に視線を戻した魁さんが、驚いて聞いてくるから慌てて答えるけれど
「どう見ても、大丈夫じゃないだろ……」
私の言葉を全く信じてくれない魁さん。
まさか、パーティーの事を思い出して赤面しているなんて、口が裂けても言えないから
「あの、お水ください!」
話題を変えてみた。
私の要求に少し顔を顰めた魁さんだったけれど、握ってくれていた右手を離すとベッド脇のテーブルに置いてあったミネラルウォーターのペットボトルの蓋を取って渡してくれる。
「ありがとうございます」
お礼を言って受け取ってから、ゆっくりと起き上がった。
───うぅ~、クラクラする……
「本当に、大丈夫なのか?」
その様子を見て、確かめるように聞いてくる魁さん。
「はい」
笑顔で返事をして水を一口含んだ時、ネックレスが首元でチャラっと音を立てた。


