Wonderful DaysⅠ



「何か、食べられそうか? って……お前、顔が真っ赤だぞ?!」


「だ、大丈夫です!」


私に視線を戻した魁さんが、驚いて聞いてくるから慌てて答えるけれど


「どう見ても、大丈夫じゃないだろ……」


私の言葉を全く信じてくれない魁さん。

まさか、パーティーの事を思い出して赤面しているなんて、口が裂けても言えないから


「あの、お水ください!」


話題を変えてみた。

私の要求に少し顔を顰めた魁さんだったけれど、握ってくれていた右手を離すとベッド脇のテーブルに置いてあったミネラルウォーターのペットボトルの蓋を取って渡してくれる。


「ありがとうございます」


お礼を言って受け取ってから、ゆっくりと起き上がった。


───うぅ~、クラクラする……


「本当に、大丈夫なのか?」


その様子を見て、確かめるように聞いてくる魁さん。


「はい」


笑顔で返事をして水を一口含んだ時、ネックレスが首元でチャラっと音を立てた。