残り三人・・・
早く片付けて、あのサラリーマンに道を教えてもらうんだから!
今の私はサラリーマンに道案内をしてもらう事で頭が一杯だった。
「何だ、この女・・・」
一番、手前にいるチャラ男Cが私が一歩近付くと一歩後退りする。
他の二人も私が近付くと警戒しながら下がって行く。
「ひっ、ひぃーっ!!」
奇声を発したのはチャラ男たちではなく、その傍らで今までブルブルと小鹿・・・いや太っているから子豚?のように震えていたサラリーマンだった。
「うわぁぁぁ───っ!!!」
大声で叫んだかと思うと公園の出口に向けて、有り得ないくらいの速さで走り去って行った。
あまりの速さに誰も動く事が出来ずサラリーマンの後姿を見送っていた・・・
───え?嘘でしょう!?私の道案内っ!!


