Wonderful DaysⅠ



“ミックスの半端者”

“私の孫はマークとアルバートの二人だけ”


先輩とお婆様に言われたその言葉が、ずっと心のどこかに引っ掛かっていて、兄さん達にでさえも疎外感を感じていたのかもしれない。


優しく接してくれている兄さん達に、申し訳ないと思いながらもうまく笑えない。


そんな自分が嫌で、自己嫌悪に陥る日々を送っていたある日。


いつもと同じように出掛けていた公園から戻ると、珍しく正装をしたマーク兄さんとアル兄さんが、リビングルームで紅茶を飲んでいた。


「おかえり、マリア。今日は、会社のパーティーがあるから一緒に出掛けよう」


私に気づいて、声を掛けてきたマーク兄さんが微笑んだ。

兄さん達が出掛けてしまったら、またお婆様にあの視線を向けられる……

そう思った私は、一人残されるのが嫌で兄さんの言葉に頷いていた。



この時、マーク兄さんがパーティーに誘ってくれたから、私はあの人に会う事ができたんだ……