Wonderful DaysⅠ



根本的にイギリスと日本の教育システムは全く異なっていて。

日本の小学校6年間、中学校3年間、高校3年間の6-3-3制とは違って、イギリスでは中学、高校の卒業証書という概念が存在しない。

公立学校の場合、5歳から11歳前後までプライマリー・スクールと呼ばれる初等教育機関(日本で言う小学校)に在学する。

その後はセカンダリー・スクールと呼ばれる中等教育機関ヘ進学し、16歳までここで教育(イギリスの義務教育は11年間。5歳から16歳まで)を受ける事になる。


それに対して名門校の殆どは私立であり、この場合11歳もしくは13歳前後までプレップ・スクール(プレパラトリー・スクールの略)と呼ばれる受験予備校に通って、それ以後は16歳までパブリック・スクール又はシニア・スクールと呼ばれる中等教育機関で学ぶことになる。

公立、私立いずれの場合も16歳で、GCSE(中等教育検定試験)を受験して、合格すると義務教育修了証書が与えられるが、この試験で所定の成績を収めなければ、次の教育機関へ進学出来ない仕組みになっている。

ここで所定以上の成績を修め、かつ大学への進学を希望する生徒は、もう2年間、6th Form(シックスス・フォーム)と呼ばれる日本の高校に相当する教育を受けて、全国統一試験であるGCE-Aレベルを受験する。


そして、私が通うことになったパブリックスクールと呼ばれるそこは、私立の中でも良家のご子息やお嬢様、つまりエリート学生が通う学校で私には未知の世界だった。