Wonderful DaysⅠ



その度に、受け取って魁さん達の話をしていたんだけど……

何度かフルーツを食べたところで、急にお手洗いに行きたくなってきた。


いくら先生でも、こんな事を男の人に言うのは、物凄く恥ずかしいんだけど……


「あの…先生……」


「ん?」


「お…お手洗いに行きたいんですけど……」


生理現象には勝てなかった。


「あぁ、手洗いね。ようやく、脱水症状が治まってきたか……
手洗いはこの部屋を出て、右側の突き当たりを左に行った所の3番目の扉がそうなんだけど、わかるかな?」


「…………」


部屋の右側の突き当りを、左に行って3番目がお手洗い。

簡単そうだけど、果たしてこの部屋に無事戻って来る事が出来るだろうか……

一抹の不安を感じて、黙り込んでいれば


「着いて行った方が良さそうだね」


先生は椅子から立ち上がると、ハンガーに掛けてあった暖かそうなローブを私の肩に掛けてくれた。


「ありがとうございます」


「まだ、フラフラすると思うから、立ち上がる時はゆっくりね?」


頷きながら立ち上がれば、先生の言ったとおり眩暈がする。