そんな魁さんを無視した白石は、エンジンを吹かしてバイクを回転させると
「ちょーっと、お前の女の写真が必要なんだよねぇ」
またまた、私を魁さんの女だと勘違いしている白石は、スマホを早々とポケットに入れた。
「──…消せ」
画像を消すように言った魁さんだったけど
「悪いな。金を貰ってるから、それは出来ねぇんだわ」
誰かからお金を貰っていると言った白石。
一体、誰がお金を払ってまでそんな画像を欲しがるの?
「あ?」
眉間を寄せた魁さんがバイクに近付くと、透かさず距離を取った白石は
「おっと、これがねぇと帰れねぇからな」
スマホを入れたポケットをポンポンと人差し指で叩く。


