Wonderful DaysⅠ



そんな魁さんを無視した白石は、エンジンを吹かしてバイクを回転させると


「ちょーっと、お前の女の写真が必要なんだよねぇ」


またまた、私を魁さんの女だと勘違いしている白石は、スマホを早々とポケットに入れた。


「──…消せ」


画像を消すように言った魁さんだったけど


「悪いな。金を貰ってるから、それは出来ねぇんだわ」


誰かからお金を貰っていると言った白石。


一体、誰がお金を払ってまでそんな画像を欲しがるの?


「あ?」


眉間を寄せた魁さんがバイクに近付くと、透かさず距離を取った白石は


「おっと、これがねぇと帰れねぇからな」


スマホを入れたポケットをポンポンと人差し指で叩く。