それにしても、私って……
魁さんの、女性の趣味が疑われるほど酷いのか。
──…そんなに酷かったなんて、知らなかった……
白石の言葉に落ち込んでいれば
「まぁ、あんな女の事はどうでもいい。
それよりも気を付けろよ。俺たちの他にもお前を探してる奴ら、結構いるぜ?」
私の事を、あんな女呼ばわりした白石が話題を変えて魁さんに忠告すれば
「何で、俺が探されなきゃならねぇんだよ」
それに顔を顰めた魁さん。
「お前は『神威』の総長を辞めても有名だからなぁ?
元総長様が女を寄せ付けないのは有名だったから、取り巻きが放っておかねぇんだろ」
面白そうに話す白石に
「随分と暇な奴が多いんだな」
呆れたように溜め息を吐いた。


