Wonderful DaysⅠ



白石の肉食系の笑顔に、私の頬が引き攣る。


「あんた、名前は?」


名前を聞かれて、思わず答えてしまいそうになる口を慌てて噤む。

それを見て更に近付こうとする白石に、これ以上近付かれたら投げ飛ばしてしまいそうで一歩後ろに下がれば


「それ以上、こいつに近付くな」


私と白石の間に入って、牽制してくれた魁さん。


「…へぇ…なるほどね……」


それを一人納得して頷いている白石は、魁さんの顔を見て


「お前が女を連れてるなんて、あの女以来じゃねぇか?」


「…………」


白石の質問を無視している魁さんを見上げれば、目を細めて僅かに眼光が鋭くなる。


───あの女?